とあるプログラマの備忘録

都内某所に住むプログラマが自分用に備忘録を残すという趣旨のブログです。はてなダイアリーから移動しました!

プログラマーが会社を辞める理由

僕は7月に転職した。

前にいた会社はそこそこの大きさ100人弱、一時期は「ベンチャー企業」として
成功をしようとしていたが、この不景気の波に大きく飲まれて会社は弱体化。

給料は通常通り支払われるものの、
役員クラス&中堅がバシバシ抜けていく状態になっていた。

この状態になったのは僕が会社に入って3年目のことだったが、
別にこの状態になったから会社を退職したわけではない。

ではなぜ会社を退職したのか?

「日本のプロジェクトは他会社からの寄せ集めで作成されることが多い!」

僕がかかわったプロジェクトは7つだったが、
自社での開発たったの1つ。

他は常駐開発という名の派遣だった、
最初は何も疑問を抱かなかったけど、これってなにがおもしろいの?
常駐先で知り合いになれる人が良い人だったとかそんなことはおいておいて、
なんか会社が金額と見合ったプロジェクトを見つけてきて面接、
通ったら3カ月〜半年程度のプロジェクトを他会社の人たちと一緒にこなしていく。

この作業に嫌気がさした。

もっと深い関係を共有できる仲間がほしかった。

もうひとつの理由は

オールマイティーにできる人間を育成しようしている」

確かにプログラマーたるもの、
環境構築、DB、言語など知識がたくさん必要だ。

でも、でもっすよ?
php覚えろー
java覚えろー
次はshellだー
kshできるだろー
perlなんてphpとかわらないさー

ちょっと待って。
確かにやってみた。ロジック部分の考え方は基本的に全言語一緒だ。
なので、一から覚えるよりかは全然早いのはわかる。

しかしこちらも一応「職人」としてのプライドがあり、
下手なロジック(俗にいうウンコソース)など書きたくないのが本心。

会社としてはどの言語のプロジェクトが取れるかわからないので、
とりあえず取れた案件の言語が出来そうな人間をはめるのが仕事だろう。

しかしこれはプログラマーにとっては幸せではない、
多言語を覚えたくないわけではない。
ただいきなり「これやっといてーなんとかなるっしょー」
的な渡され方で数カ月その言語をこなし、職務経歴書に「私は何でもできます!」
と言わんばかりのことを書くのはすごく嫌だった。

そして、

「ワシャもっと心躍るロジックが書いたいんじゃ!」

ということで転職、

現在は従業員数4人という小さい会社で働いているが、
不満は無い。

今は自社開発しているがおそらく来年には常駐開発を行ったりするだろう。

しかし心持は全然違う。

小さい会社なので、自力本願でことが進められる。
営業がとってきたおもしろくなさそうな案件に行くこともない(と思う)

自分には大きい会社は向いてないと言われていまえばその通りだが、
おそらくこんな事を思っている同業の人たちはいるのではないだろうか?